Ingressコントローラー
Ingressリソースが動作するためには、クラスターでIngressコントローラーが実行されている必要があります。
kube-controller-manager
バイナリの一部として実行される他のタイプのコントローラーとは異なり、Ingressコントローラーはクラスターで自動的に起動されません。このページを使用して、クラスターに最適なIngressコントローラーの実装を選択してください。
プロジェクトとしてのKubernetesは現在、AWS、GCE、およびnginxのIngressコントローラーをサポート・保守しています。
追加のコントローラー
- AKS Application Gateway Ingress Controllerは、Azure Application Gatewayを設定するIngressコントローラーです。
- Ambassador API GatewayはEnvoyベースのIngressコントローラーです。
- Citrix ingress controllerは、Citrix Application Delivery Controllerで動作します。
- Contourは、EnvoyベースのIngressコントローラーです。
- F5 BIG-IPのContainer Ingress Services for KubernetesはF5 BIG-IPの仮想サーバー上でIngressの設定を可能にします。
- GlooはEnvoyをベースにしたオープンソースのIngressコントローラーで、API Gateway機能を提供しています。
- HAProxy Ingressは、HAProxy用のIngressコントローラーです。
- HAProxy Ingress Controller for Kubernetesも、HAProxy用のIngressコントローラーです。
- Istio Ingressは、IstioベースのIngressコントローラーです。
- Kong Ingress Controller for Kubernetesは、Kong Gateway向けのIngressコントローラーです。
- NGINX Ingress Controller for Kubernetesは、NGINXウェブサーバーで(プロキシとして)動作します。
- Skipperは、カスタムプロキシーを構築するためのライブラリーとして設計された、Kubernetes Ingressなどのユースケースを含む、サービス構成用のHTTPルーターとリバースプロキシーです。
- Traefik Kubernetes Ingress providerは、Traefik proxy向けのIngressコントローラーです。
- Voyagerは、HAProxy向けのIngressコントローラーです。
複数のIngressコントローラーの使用
Ingressコントローラーは、好きな数だけクラスターにデプロイすることができます。Ingressを作成する際には、クラスター内に複数のIngressコントローラーが存在する場合にどのIngressコントローラーを使用するかを示すために適切なingress.class
のアノテーションを指定する必要があります。
クラスを定義しない場合、クラウドプロバイダーはデフォルトのIngressコントローラーを使用する場合があります。
理想的には、すべてのIngressコントローラーはこの仕様を満たすべきですが、いくつかのIngressコントローラーはわずかに異なる動作をします。
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